日 時:平成29年5月26日(金) 18:45~22:30
場 所:追手門学院大学梅田サテライト
参加者:21名
テーマ:健康法のちょっといい話
今回、すべての人に関係するテーマである健康について、主要ポイント・データ実例・簡易な運動実演などを交えながら市立奈良病院の総合診療科・糖尿病内科の岸 純一郎先生より、ご講演を頂きました。
健康維持の主要ポイントは正しい理解・実践を伴った食生活と運動習慣である。ということですが、まず男性と女性で体重増加の傾向に違いがあり、男性は30代が幸せ太りも含め、大きなポイントとなりその後の急激な増加は少ないが、女性は出産・更年期等が増加のポイントであり、その後も長い目で見なければわからない点があるということ。
男性は30代で3割が肥満・女性は徐々に増加し、60代で3割という傾向がある。
また、別の観点から、健康に部分的に効果的でも、別の部分で致命傷になることもあり、普段から自分の体の状態について全体的に把握しておくことが非常に大切である事がよくわかりました。
食生活が大切であることは間違いないが、運動習慣の大切さにもっと目を向けることも肝要であり、そのポイントについてご教授を頂きました。
1.「食べたら動け」ではなくて「動いたら食べろ」の方がいい。
2.日常生活でこまめに身体を動かすこと。(運動しない場合と比べ7倍の差あり)
3.運動で脂肪を落とし、脂質の代謝改善・血圧の下げ・糖の代謝改善・肥満防止・アデイポネクチンの増加。
4.各種運動で消費するエネルギーを把握し、自分に適するものの選択を行うこと。
5.運動としての歩行の理想像の紹介。
6.医学的にダイエットで大切なことは、脂肪を落とすことで、筋肉や骨を壊す減量はダメであり、カロリーを消費する、食事法に頼り過ぎないなどが大切である。
7.以上のことから普段日常生活の中で消費されるエネルギー量を増やせばメタボや糖尿病は減らせる。
自分で少し負荷のかかる程度の運動を継続する事が大切でやり過ぎもいけないのとの事でした。
また、教室内で正しい歩き方のフォームやスクワットなどを実際に行い、なごやかな雰囲気も醸し出していました。夫婦仲の良い人、独身の人、各立場でお話を理解し、重要であるが、なごやかに拝聴出来たことが良かったです。特に私自身、大変参考になるお話でありがたかったです。
講演終了後は、同校の一つ上の階の里山にて、懇親会が飲み放題かつバイキング形式にてとり行われました。事前の講演会が功を奏したのか食べ物を選ぶ時に少し考えて選んでいたメンバーも中にはおられました。