大阪日豪協会

Nov.24    第91回ハローマイト懇話会のご報告

日 時:平成29年11月24日(金) 18:00~21:00

場 所:阪南大学 あべのハルカスキャンパス(あべのハルカス23階)

参加者:16名

テーマ:Ⅰ.「最近のオーストラリア競争法違反事件」

    Ⅱ.「オーストラリアで働く-2017夏の体験」

  

91回ハローマイト懇話会は、阪南大学あべのハルカスキャンバスで開催。植村先生による「最近のオーストラリア競争法違反事件」。伊田先生の指導を受けた留学体験者9名による「オーストラリアで働くー2017夏の体験」。最後は、参加者全員による英語と日本語による「質疑応答」であった。参加者は、阪南大学生9名、協会会員14名、一般2名。一般の中には他大学から豪州に留学している学生も呼び、多少、違った雰囲気の醸成に努めた。

Ⅰ.植村先生による講演は、競争法とは、から始まり、競争法による規制の特徴に加え国際的な競争法の規制体系を説明された。具体的な事例として「自動車運送カルテル事件」を聞く中から、コンプライアンス対応の重要性を認識出来た。

Ⅱ.伊田先生の指導を受けた生徒9名によるオーストラリア留学体験発表。具体的には、2人がⅠグループとなり日本語(5分)と英語(5分)で発表。その後、質問をした。発表者とその内容は次の通り。①国際コミュニケーション:田中芙実、クインズランド州警察主催スポーツアカデミーアシスタント②国際コミュニケーション:水谷比奈、弁護士事務所、国際観光:伊藤大樹、免税店販売員③国際観光:新留由来、林垣雄太、両名共、日本語講師補佐、④国際観光:VO DONG ANH、ホテル業務、三木俊治、不動産販売事務所補佐、⑤国際観光 中埜彩子、国見健人、両名共、サーフィンレッスン補佐。全体的な印象は、9名は色々な街で、色々な形態で過ごし、色々な感想を持って帰国している。ホームステイをして、語学学校に行き、インターンを経験した事をベースにしたプレゼンの方法は各位の個性が見られたが、論点は、英語力の向上、異文化の理解、豪州の労働環境への憧れ、に集約出来る。

Ⅲ.初めての試みとして英語と日本語をミックスした質疑応答、筆者の依頼により、JASOメンバーの経験披露・助言を実施。具体的には、安富氏はホテルでインターンを経験した生徒にニューヨークでのホテルマンとしての秘訣を伝授。児玉氏は、豪州滞在期間は通算30年間。現役時代は24年間:3度の駐在でシドニー、メルボルン、シドニー。退職後は6年間ブリスベンに滞在。英語の上達には、日々の勉強、一日が終わったら、その日の出来事を英語で声を出して独り言をする事を学生に助言。木下氏は、25年前に、自宅に23歳の豪人をホームステイとして受け入れ、10ケ月後、日本語ぺらぺらになり帰国。その両親は2回も訪日。その後も若い豪人女性が3ケ月、高校の日本語教師先を10日間を受け入れ。日豪交流の原点を実践されたご自身の行動が異文化の理解に役立つと示唆。築地氏は60歳を超えてからの豪州大学への留学体験は同年代の方々の励みとなる。三好氏の米国体験をベースにしっかりとした考えを持つとの大切さを助言。加地氏・岡本氏も豪州駐在体験をベースにされた質問と助言をされた。留学生の発表を聞くだけではない、参加者の大半が参画した双方向の会話を英語と日本語で出来た事を特筆したい。最後に、「学生諸君にJASOメンバーへの質問は?」と聞いたが、無言だった。学生の一人が、「聞きたい事一杯やった」「やっぱり勇気がないなー」「折角、豪州で学んだのに」と言ってくれた事が、今でも、耳に残っている。

 (文責:坂本章)

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