2015年の活動
2015年
12月
20日
日
Dec.9 第26回クリスマスパーティーのご報告
第26回大阪日豪協会クリスマスパーティー
第26回大阪日豪協会クリスマスパーティーが平成27年12月9日(水)18:30からウェスティンホテル大阪にて、約100名を超える参加者の下で盛大に開催されました。
当協会の主催者である富田勇一会長の挨拶で始まり、在大阪オーストラリア総領事館 総領事キャサリン・テイラー様に挨拶・乾杯をいただき、和やかな雰囲気のもとで開催致しました。
今回はアトラクションとして、響・ワンピースさんにオカリナの演奏をお願いし、6名で奏でられた音色はとても心地が良くうっとりしてしまい、いつまでも聴いていたい音色でした。
恒例の大抽選会『とるぞう』では、ウェスティンホテル・帝国ホテルのペアディナー券などの豪華景品が、多数の方々に当たりました。
最後はきむらたくやさんによるピアノ演奏に合わせてみんなで輪になって踊り、とても楽しい時間を過ごしました。
最後になりましたが、今回多くの協賛を提供していただきました皆様に厚く御礼を申し上げます。

富田会長の挨拶

なごやかな会場の様子

楽しく歓談中

きむらたくや氏のピアノ演奏

キャサリン・テイラー総領事の乾杯

響・ワンピースのオカリナ演奏

「とるぞう」で見事に当選

皆で輪になって踊る
2015年
12月
11日
金
Nov.20 第85回ハローマイト懇話会のご報告

第85回ハローマイト懇話会報告
阪南大学、あべのハルカスキャンパス(23階)に移って2回目の“オーストラリア・インターンシップ報告会“、デスクには電気の差し込みプラグ、PC用のコネクターと今時の学生はこんな環境で勉強しているのか!と驚きながら報告をききました。今年は女学生4人と男子1人、伊田理事がインターンシップの担当になったこともあって今年は全員が日本語と英語でリポートします。語学学校で2週間英語を学んだ後、それぞれのインターンシップ先に向かうというシステムは例年通りですが、語学学校に中国、台湾、韓国などに加えてブラジルからの学生が居たというのが今年の目新しい報告でした。
最初の報告者は男子学生、日本語教師のアシスタントをしたそうです。在学中に海外へ行きたかったとの事で、ホームステイ先で同宿の留学生と一緒にパブへ行った時に「ああ、オーストラリアに来てるんだなぁ」と感じたそうです。二人目はカフェでインターンシップを経験した女学生。日本でもカフェでアルバイトの経験があるそうで、彼我の違いを「スタッフの接客がとてもあっさりしていて、日本のように丁寧ではなかった」と話しました。加えて「文化が違うのでお客さんも何ともないんだな」と思ったそうです。
日本人向け雑誌編集に携わった女子学生。入学以来留学したいと思っていたけど一歩が踏み出せなかったそうですが念願がかなったようです。雑誌が出来あがった時は「凄く嬉しかった、遣り甲斐のある仕事」だと思ったそうです。「文化の違いを感じ」ながらも「ここで働きたいと思った」と良いインターンシップであったようです。ペットショップでのインターンを希望したものの「店には日本のように子犬や子猫が居なかった」とリポートした女学生。何をしていましたか?「チョッとお買いものの間に、ワンちゃん、洗っておいて」などといったクライアントの注文に応じていたそうです。犬のデイケア、散歩、ウォッシュと世話をする中で「日本との飼い主の違いは?」と聞いたところ「彼の地の犬はノミが湧いていたりして、とても“汚なかった”」そうです。日本ではノミを見たことなど無かったのでは?と奮闘ぶりが偲ばれました。
五人目も高校の日本語教師のアシスタントをした女学生。オーストラリア人の高校生が“日本語で彼女に何か質問をする”というのがスピーチのテスト。「緊張のあまり泣き出す子がいて驚いた」と印象を話しました。東アジアからの留学生と一緒にホームステイをしたそうですが、「シャワーの使い方の酷い学生が居て嫌だった、ホストマザーも顔をしかめていた」と国柄、生活習慣の違いを実感したと言います。今回、日本語と英語でのリポートという事で心なしか内容がやや薄い感じでしたが、彼らは大小を問わずそれぞれに、日本との違い、文化や生活習慣の違いを発見したようです。英語よりも仕事よりも、何よりも“違いを感じる、見つける事”がインターンシップの本当の意義かも知れません。
(報告者 出野徹之)


2015年
10月
06日
火
Sep.25 第84回ハローマイト懇話会のご報告

第84回ハローマイト懇話会
「オーストラリアが生んだ文化伝道師―快楽亭ブラックと文明開化―」
日時:平成27年9月25日(金)
懇話会 18:00~19:45
会 食 20:00~22:00
会場:懇話会 追手門学院大学
大阪梅田サテライト
会 食 関西文化サロン
講師:重松伸司氏
追手門学院大学オーストラリア・
アジア研究所長
協会理事の重松伸司さんの肩書きは、追手門学院大学オーストラリア・アジア研究所長。南インドが御専門で、インド映画などを輸入している女性をお互いに昔から知っている事にビックリしました事があります。ただ今回ハローマイトのテーマはインドではなく、明治時代に活躍したオーストラリア人の“落語家”の話。常々落語を聞くのが趣味とは言っておられましたが、ここまで深いとは、と驚かされた一夜でした。イタリア旅行から「今朝帰って来た、、」とおっしゃる富田会長以下17人が、まか不思議な豪州人の話に耳を傾けました。
会場は今回初めての、追手門学院大学・大阪梅田サテライトというよりも、阪急ターミナルビル16階と言った方が解りやすいかもしれません。
英国人の父親に連れられて1863年に日本にやって来た、オーストラリア生まれのヘンリー・ジェイムス・ブラック(後の快楽亭)は、18才の頃、手品師・柳川一朝斉と出会い、ここから日本の古典庶民文化への関わりが始まります。“手妻(手品)”を覚えて舞台に立ったかと思えば、次は講談。松林伯円という、“鼠小僧”などを得意とした講談師と出会い、日本の軍記ものから西洋の英雄譚まで語ります。一旦は芸の道を離れて英語講師になるものの、三遊亭円朝(初代か?)と出会って今度は落語に挑戦。ここで“快楽亭”に、さらに本名の“ブラック”をつけて芸名完成。
32才の時に、石井アカと結婚。ここで落語大好き、重松教授の面目躍如「これぞスタンダールの世界、これが解る方は相当な“ハイブラウ”、、、」オチは「アカと黒(ブラック)、解ったかな?」
これで終わらないのがブラック先生、今度は歌舞伎。市川團十郎(九代目か?)と出会い歌舞伎への関心と出演。重松さんによると「舞台に出させろ!」と押しかけたというから半端ではありません。それにしても当代一流の名人達とどのようにして出会ったのか、ブラックに直に聞いてみたいものです。
頂いた資料に、幡隋院長兵衛と女形の舞台衣装の写真がありますが、これがなかなか決まっています。こうして日本の古典芸能を網羅して亡くなった、“快楽亭ブラック一代記”を講演された重松さん、実はブラックの父、ジャーナリストで啓蒙思想家のジョン・ブラックを調べている時、横浜の墓地で近くに眠る、ヘンリー・ブラックの墓を見つけて研究に入ったそうですが、乏しい資料からこれだけの材料を集め、お話をされるというのは、矢張り“学者”なのだと感心させられました。
“明治”の音源で、♪梅が枝の手水鉢、叩いてお金が出るならば・・・♪という戯れ歌や落語「試し酒」でブラック本人の声を聞かせて頂きました。よくぞ残っていた“明治”の音源、節回しも江戸言葉も正に日本人。
今ならばさしずめ“変なガイジン”というところでしょうが、ブラックは本気で日本の古典芸を極めようとしたフシが感じられる、興味の尽きないお話でした。場所を移しての会食で更に話が盛り上がった事は言うまでもありません。
(文責:出野徹之)
2015年
7月
22日
水
Jul.16 第25回サマーナイトパーティーのご報告
大阪日豪協会 第25回サマーナイトパーティーが平成27年7月16日(木) 18:30から帝国ホテル大阪 5F「八重の間」にて開催されました。台風による悪天候にもかかわらず、会員・ビジター含め100名を超える参加者があり、盛大なパーティーとなりました。関西・神戸・南大阪各日豪協会からも多数ご参加いただきました。
富田会長の冒頭の挨拶の後、来賓としてお招きしたキャサリン・テイラー駐大阪オーストラリア総領事のユーモア溢れるスピーチと乾杯のご発声でパーティーがスタートしました。初めての参加者もすぐに打ち解けるアットホームな雰囲気がこの会の特徴、すぐにあちらこちらに談笑の輪が広がってゆきました。
中盤からは、アロハスイングスターズによるハワイアンバンドが夏の雰囲気を引き出し、思わず踊り出す人々も現れるなど、その軽やかな演奏に酔いしれていました。
パーティーの後半に行われた恒例の大抽選会「とるぞう」では、各団体や個人から協賛頂いた豪華景品が多数の方々にプレゼントされ、当選者は大喜びでした。
終盤では、木村卓也氏のピアノ演奏に合わせ、参加者全員が手をつなぎ輪になって踊り、予定終了時間をオーバーするほど大変な盛り上がりを見せる中、小西副会長の挨拶で名残を惜しみながらパーティーは終了しました。

富田会長の挨拶

キャサリン・テイラー総領事の乾杯


アロハスイングスターズの演奏
「とるぞう」でみごと当選

皆で輪になって踊る

小西副会長の閉会挨拶

木村氏のピアノ演奏

歓談の様子

ハワイアンバンドで思わず踊り出す
2015年
6月
29日
月
Jun.12 第21回定期総会・懇親会のご報告
[ 定期総会 ]
2015年6月12日(金)、日本毛織株式会社本社ビルにおきまして、大阪日豪協会第21回定期総会が富田会長の議事進行により開催されました。
議案は以下の通りでした。
1.報告
(1) 2014年度事業報告
(2) 2014年度決算報告
(3) 2014年度監査報告
2.議案
(1) 2015年度事業計画の件
(2) 2015年度収支予算の件
(3) 2015年度/2016年度役員改選の件
以上の報告・議案説明のあと採決に入り、全報告・議案ともに満場一致で承認・可決されました。
来賓としては、ブルース・ミラー駐日オーストラリア大使、キャサリン・テイラー駐大阪オーストラリア総領事に出席していただき、大変盛り上がりのある定期総会となりました。
[ ブルース・ミラー大使を囲む懇談会 ]

定期総会に引き続き、同会場にて「ブルース・ミラー大使を囲む懇談会」が富田会長の進行により開催されました。
大使のご挨拶のあと、参加者から質問が出され、大使がお答えいただくという形式で行われ、参加者の方々は熱心に大使のお話に聞き入っていました。参加者から、大使がなぜ日本の関西学院大学に留学されたのか、日豪の教育の在り方について、日豪経済連携協定締結時の苦労話、日豪和牛の違い、シドニーの物価高などについての質問が出され、ユーモアを交えながらも熱心に大使がお答えになりました。日頃は一方的に大使からのお話を聞くという形式が多い中、今回は大使と参加者が対話をするという新しい企画で、大変貴重な時間を過ごすことができました。
[ 懇親会 ]

「ブルース・ミラー大使を囲む懇談会」に引き続き、会場を移して懇親会が盛大に行われました。ブルース・ミラー大使とキャサリン・テイラー総領事も出席していただきました。
富田会長の挨拶に始まり、キャサリン・テイラー総領事の乾杯で会がスタートしました。
会の途中、アトラクションとして、ヴァイオリン演奏とそれに合わせてピアノ伴奏があり、参加者はすばらしい音色に聞き入っていました。
会は盛り上がりをみせる中、池田副会長の中締めの挨拶のあと、終了しました。
2015年
5月
22日
金
May.22 第83回ハローマイト懇話会のご報告

5月22日(金)18時より阪南大学あべのハルカスキャンパスにおいて「分かりやすい豪州英語」と題し、お馴染みのブルース・チャールズ先生(大阪国際大学講師)によって行われました。
セミナー部会として昨年9月から始めた ”すべて英語講演会” の第二弾です。参加者は22名、内会員14名、ビジター3名に加えて、この夏阪南大学豪州インターンシップに参加する学生5名全員が参加したことが特筆されます。
今回は豪州のアボリジニーの歴史から始まって、征服者その後は移民としてやってきた英国人を中心とした欧州人、さらにその後の各国人などが到来し如何にして独特の豪州文化・豪州英語を形成して行き、多民族・多文化国家オージーの構成メンバーとなって行ったかが語られました。これらの経緯はスライドによって示されながら、豪州人のマイト精神と豪州英語の独特な言い回し、発音についてわかりやすく説明され、参加者一同興味深く理解を深めることが出来ました。
2015年
4月
16日
木
Apr.16 ブラジル料理とワインの会ご報告

去る4月16日(木)、文化交流部会春のイベント<Brazilian Foods & pasta & Wine > が北新地のCABANAにて開催されました。
今回のイベントは、オーストラリアを異文化から体験しよう!という新しい試みで、ブラジルにスポットを当ててみました。
会場では大きなスクリーンに賑わうリオのカーニバルとラテン音楽が流れています。23名が出席され大盛況の中、パーティーはまず富田会長のご挨拶と、幼少期に過ごされたブラジルでのお話に始まり、ブラジル人オーナーシェフのカルロスさんの流暢な日本語によるブラジルの紹介へと続きます。ブラジルもオーストラリアの様に多国籍文化!各国の文化が融合しているため、お料理も独自のものから創作豊かなものまでシェフが腕をふるった料理の数々がビュッフェ形式に並び、参加の皆様も待ちきれないご様子。ワインやビール、ガラナ等で乾杯と共にたちまちお皿も積まれていきます。
シェフご自慢の熱々ムール貝のパスタや茹でたて海老のショートパスタなどをいただいた後は、お楽しみのクイズタイム!3チームに分かれて恐怖のZカタひらクイズ、そしてオーストラリアにちなんだ勝ち抜きクイズに挑戦し、見事勝ち抜いた方はオーストラリアのワイン、コアラやカンガルーのぬいぐるみ、オーストラリアのお菓子などのサプライズプレゼントに大喜び!!
楽しい夜の2時間はあっという間に過ぎ、ホームパーティーの様な暖かい雰囲気の中、春のイベントはお開きとなりました。